診療予約
マメ知識

病気のときのおふろ

こども(特に赤ちゃん)は新陳代謝が活発ですから、できれば毎日おふろに入れてあげたいものです。しかし、おふろは、かなり体力を消耗します。風邪などの病気のときはどうしたらよいのでしょう?

おふろをひかえる基準

  1. 熱があるとき(熱が下がって24時間以内)
  2. 熱がなくても顔色が悪く食欲もなく、元気がないとき。機嫌が悪いとき。
  3. 下痢や吐いたりして活気がないとき。
  4. 頭を打ったとき。(24時間は様子をみる)

こんなときのおふろは?

① 咳・鼻水がでている時は?

熱がなく食欲、元気があればおふろはかまいません。おふろの後は末梢の毛細血管が拡張していて汗をかきやすく、身体の熱をさっと失ってしまいます。これからの季節は湯ざめをさせないようにタイミングを見計らって、パジャマの上の重ね着も考えてください。

② 37.4℃~37.8℃くらいの微熱の時は?

食欲があり元気があれば、シャワー程度短時間はかまいませんが部屋をあたたかくして湯ざめをさせないよう注意しましょう。おふろの後はすぐ布団に寝かせつけましょう。

③ 下痢がひどくおしりがかぶれている時は?

下痢のときは体力の消耗がはげしいのでおふろはひかえましょう。しかし、おしりは清潔にしてあげたいので、座浴(上半身は服を着せたまま、おしりを洗面器やシャワーで洗うこと)がお勧めです。

おふろに入れない時は?

熱いお湯でしぼったタオル(蒸しタオル)で体を拭きます。拭いたところは、体が冷えないようタオルをかけます。手のひら、足先、おしりくらいは洗ってあげるといちだんとさっぱりし寝付きがよくなりますよ。部屋は暖かくして手早くすませるようにします。高熱が続いているときは熱が下がって機嫌のよい時に行います。